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歌・・・
歌が聞こえる
知りたい歌以外にも色々なところから聞こえてくる
知っている歌・・・知らない歌・・・色々ある
でも知りたい歌は確かに聞こえて来る
懐かしい歌
知っている歌
もう少しで思い出しそう
確かに昔は全部覚えていた
何で思い出せないんだろう
「多分それはキミの歌でもありボクのでもある歌」
誰かが言う
声のする方を向くと誰かが居る
「だから思い出して欲しい」
誰か分からないが声は続く
「それがボクの望みだから」
声は終わった
ベッドに仰向けになって考える
「何だろうな・・・この気持ちは・・・」
自分が家に帰ってきて紗里と暮らすようになってから1ヶ月
紗里に対する感情が以前とは変わってきている
それがどういう感情かは分からない
悩んでいても仕方がないのでCDを聞く
自分の一番好きなアーティストのCD
CDを聴きながらふと思い出す
「そう言えば紗里もこのアーティストの曲好きだったな・・・」
そう思いながら色々な曲を聴いていた
アルバムを順番に聴き4枚目が終わったあと
ある事に気がついた
「5番目のアルバムが無い・・・」
全てのアルバムが置いているCDの棚
5番目のところは何故か空いていた
「親父のところには無いハズだしなぁ〜」
龍哉は部屋の隅々を探す
「おっかしいなぁ〜昔、紗里と一緒に聞いた覚えがあるのに・・・」
その時、龍哉は全てを思い出した
「あっ、忘れていた歌はあの歌だったんだ!」
龍哉は近くの中古CDショップに向かっていた
その歌が入っているアルバムを探しに行く為である
「紗里が持っているとは思うけど・・・自力で思い出さなきゃ意味がない」
店についてCDを探す
以外にも簡単に見つかった
「・・・確かに収録されてる」
龍哉はその歌が収録されている事を確認しCDを購入した
帰り道、歌詞カードを見ながら思い出す
(あの時の言葉はそういう事だったんだ・・・)
そう思いながら曲を思い出す
交通量の多い交差点
数人が龍哉と共に信号待ちをしていた
その時、子犬が道路に飛び出した
そして飼い主と思われる少年がそれを追いかけて道路に出た
そこへ乗用車がやってくる
「危ない!」
龍哉は少年を助ける為に飛び出した
そして・・・
歌・・・
歌が聞こえる
思い出した歌以外にも色々なところから聞こえてくる
知っている歌・・・知らない歌・・・色々ある
そして思い出した歌は確かに聞こえて来る
懐かしい歌
知っている歌
やっと思い出せた歌
確かに昔は全部覚えていた
何で思い出せなかったんだろう
「多分それはキミの歌でもありボクのでもある歌」
誰かが言う
声のする方を向くと少女が居る
「思い出してくれてありがとう」
少女の声は続く
「ボクの望みは叶ったから今度はキミの答えが欲しい」
声は終わった
「俺の答えは・・・」
そう呟きながら目覚める
暗い部屋、かろうじて自分がベッドに居る事が分かる
「ここは・・・」
そう言いながら掛け布団を取ろうとすると右腕が動かない
よく見るとギブスがはめられている
「そうか・・・車に轢かれたんだな・・・」
自分の状況がやっと理解できてきた
(そう言えばあの少年は・・・)
そう思い何とか起きあがろうとする
しかし何かが重しになって起きられない
龍哉は左の方を見てみる
そこには紗里が俯せで寝ていた
「死んじゃ駄目だよ・・・タッちゃん・・・」
そう寝言を呟いた紗里の目から涙がこぼれていた
あとがき
ギャグ抜きは辛い・・・
長編にしてみればと言うけれどシリアスは厳しい。基本的に甘い人間なんで・・・
次回こそ・・・と言うか結局1週間以内に完成するな・・・この作品
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